靴はもちろんブラシやクリームにも二軍が存在する。
靴が欲しい。
↓
諸事情により我慢。
↓
代わりにケア用品を買って欲を抑える。
↓
ケア用品が増殖。
↓
ケア用品の熾烈な一軍争い。
↓
イースタンリーグ入りしたケア用品が路頭に迷う。
↓
それでも靴欲は抑えきれない。
↓
やっぱり靴欲しい。
どうも、ぴーまです。
前回のあらすじ
唐突ですが、以前このような記事を作成しました。
要は、コモライフ製シューツリーを使って、当たりのキツイ小指付近を伸ばしてみようってチャレンジをやってみました。
結果から申し上げます。
ストレッチャーがぶっ壊れました。(*´ω`*)
壊れた原因は、単純明快。
アレは1週間ほど放置後、様子見で足入れした結果、全然伸びてなかったので、更なる高み(革ストレッチ)を目指しリトライしようとした時でした。
もっと伸びろって思いが強すぎたんでしょう。許容限界を超えたにも関わらず、余すことなく界王拳を使いグリグリ回し込んだ結果、パッカーンです。
いくら回しても、あの二枚貝が開くことはもうありません。使用回数わずか1回。まさかこのような結果でお別れになるとは思っていませんでした。
壊れた原因は、使い方が悪かった私のせいなのは十分承知しています。やっぱ安物はダメだ。
でも、結局、伸び切ってないマイシューズはどうすればいいのよ?
新たな相棒のご紹介
ってことで、今度はしっかりしたストレッチャーで試してみようってことで、こちらを購入しました。
コロンブス製ダブルシューストレッチャー
まずは、同梱物の紹介です。
・ストレッチャー本体
・取扱い説明書
表面
裏面
・チップ(今まで勝手にダボって呼んでました。)
コモライフ製ストレッチャーとの比較
【左】コロンブス製 【右】コモライフ製 【左】コロンブス製 【右】コモライフ製 【左】コモライフ製 【右】コロンブス製
見た目の重厚さはもちろん、細部の金属の質感や木の材質、仕上げまで明らかに違います。
取っ手の部分も回しやすく設計されており、かつスムーズに回すことができ、見た目はもちろん、実力も兼ね備えている才色兼備なシューストレッチャーです。持っているポテンシャルが一目で違うと分かります。
もちろん、価格も違えば、入数も違うので当たり前なんですけどね。
価格差でいえば、3倍くらい。入数に関しては2倍。
コモライフ製は両足分(2台)ですが、コロンブス製は片足分(1台)しか同梱されておりませんので、1台で比較すると、実質6倍くらいの価格差があります!
ただし!この価格差をもってしても、買う価値はあると思います。その理由はこれから書きます。
ちなみに対称デザインなので、左右どちらでも使えますので安心してください。
購入の決め手
コモライフ製との比較
購入の決め手は、この重厚感だけではないんです。
この写真を見てください。
横から見た《コロンブス製》
横から見た《 コモライフ製 》
私が今回伸ばしたかったのは足の小指の根本付近。その周辺をよく比較してください。
そう!小指周辺の穴の数がコモライフ製より多く散りばめられているのです!
※コモライフ製は5穴、コロンブス製は9穴。
そして、穴の数が多いってことは、より微調整ができ、求めている部分にピンポイントで伸ばすことができやすくなるんです!
コロンブス製より割安でかつ、割れにくいABS樹脂製のシューストレッチャーなどもありましたが、よく見ると私が求めている小指根元周辺の穴の数が少ないんです。
その辺までちゃんと考えて作られてるコロンブスさん流石っスて感じです。
使用方法
基本的な使い方は、以前使っていたシューストレッチャー(コモライフ製)と一緒で、一般的なシューストレッチャーとほとんど一緒です。
あまり難しく考えずに、シューストレッチャー本体にチップを付けて、靴に突っ込んで、取っ手を回して伸びるのを待つだけです。
革を伸ばすスプレーがあればより効果的らしいですが、私は持っていないので、ブートブラックのリッチモイスチャーを内側と外側に塗って使用しました。革が柔らかくなるものであれば何でもいいと思います。
サイズ感
取扱説明書にサイズ表がありましたので、迷えぬ子羊ちゃんの為に書いときます。
S | M | L | |
男性用 | 24.0cm~25.0cm | 25.5cm~26.5cm | 27.0cm~28.5cm |
女性用 | 20.5cm~22.5cm | 22.5cm~23.5cm | 24.0cm~25.0cm |
私が購入したサイズは
ブランドによって多少異なりますが、私はUK8.5・US9・EU42 周辺のサイズを愛用しております。JPサイズですと、おおよそ26.5cmくらいですね。
今回ストレッチの対象の靴は、EU42の靴なので、JPサイズだと26.5cmくらいです。
よって、適応サイズは「男性用M(25.5cm~26.5cm)」ってことになるのですが、ここで一つ問題が。
Mサイズの最大値は「26.5cm」ってことは、最大まで広げて満足するストレッチが出来ない可能性があるんです。ましてや、もっと!もっと!と回し過ぎるとまた破損の可能性も十分考えられます。
だからといって、Lサイズだとそもそもシューストレッチャー自体が入らない可能性があります。入らなかったら元も子もありません。でも、入ったとしたら、ストレッチ力を余すことなく贅沢に革に伝えることができます。
なので、私にとって入るんだったら「Lサイズ」がベストです。
例えるなら、最高速度が100km/hしか出ない軽自動車か、もしくは最高速度が350km/hのランボルギーニのどちらかを使って、高速道路を走行するのがいいか選択するイメージです。要は余力の話です。のびしろです。
で、両者とも購入価格は同じですが、ランボルギーニは自宅のガレージに入らない可能性があるリスクがある。しかもクーリングオフは適用外って特別仕様付きが条件のおまけです。余計分からん。
迷いに迷った結果、今回購入したのはランボルギーニ(男性用L)です。
結果、パツパツですが、なんとか入りました。
しかし、内羽根でUK8・US8.5・EU41だと厳しいかもしれませんので、ご注意ください。
肝心のストレッチの結果は…
ストレッチャーを突っ込み1週間ほど放置、そしてストレッチャーを外しいざ足入れです!ビフォーアフター写真はありますが、明らかな変化が無いので敢えて載せません。あえてね。
結果!!外した日はなかなかいい感じです!!気になった小指の痛みも半日くらい履いても大丈夫そうです!!
外した日はね…。
外した日の次の登板(ストレッチ後の2回目)になると以前まではいきませんが、若干の痛みが舞い戻ってきました…。もちろん、以前の痛みに比べたら全然大したことはありませんので、そこがクリアされただけでも使ってよかったって思ってます。
例えば1週間ではなく、1ヶ月放置とかであればもっと結果は変わったかもしれませんが、そこまで長期間してしまうと、靴本来のフォルムが歪んでしまう可能性が十分にあります。
あくまでもストレッチする理由は、完璧なフィッティング状態までストレッチするのではなく、痛み(アタリ)が辛くて慣らしすらできない靴を部分的に緩和し、慣らしが出来るような状態まで持っていくことを目標にするのがいいと思います。慣らせる状態までいけばあとは履き込んでいくだけです。
私はそんな距離感でストレッチャーと付き合いたいと思ってます。
本音を言うと、プロに相談、依頼するのが一番だと思います。伸ばす以外の対策(インソックやアウトソールの調整など)も知ってますしね。
それでもやってみたいって人はやってみましょう!何事も勉強です!
最後までご覧いただき、有難うございました!!
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