今では中3日ローテでも罪悪感。
3足買ってローテーションとか言ってた時代が懐かしいです。
お泊り出張で致し方なく連日登板したときなんて気が狂いそうになります。(大袈裟)
ちなみに私はインスタで投稿し、ローテーションを確認してその日に履く靴を選んでます。
どうも、ぴーまです。
前回の投稿でレビューまでやる気満々だったのですが、募る思いを書いてたら長文になってしまったので、改めまして本記事でレビューしたいと思います。
↓↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓↓
RAYMARがどのようなブランドなのかお分かりいただけたでしょうか。
改めまして、今回レビューするのは…。
RAYMAR レイマー アデレード型セミブローグでございます!
アデレード型セミブローグって、キャップのメダリオンとか、サイドから見たラインとか、全体的なデザインの完成度が個人的にドストライクなので、気が付いたら下駄箱で増殖してるんです。買ってないのに増える。不思議です。ネクタイが増え続けるメカニズムと一緒ですね。
チャーチ125周年記念モデル「トーマス」とかね。
はい、写真です。
上、正面
ぽってりとまではいきませんが、程よいラウンドトウ。長さに関しても嫌味の無い長さです。オンかオフかと言えば圧倒的にオンですね。スーツスタイルにバッチリ使いやすそうです。
しつこいかもしれませんが、アデレートセミブローグってやっぱりイイです。何と伝えていいのかよく分かりませんが、程よいんです。クセが有る万能選手って感じで使い勝手が良いようで悪いようでやっぱり良いみたいな。内羽根ストレートチップの次はアデレートセミブローグがおすすめです。
サイド・うしろ
思ったより甲は高め。レースステイ部からトップラインにかけてのパーフォレーションが特徴的です。なんとなくですが、日本っぽいと言いますか、ペルフェットとか三陽山長っぽい意匠です。
そして何より驚きなのは、「ピッチドヒール」。ヒール部が地面に向かってすぼまっており、エレガントを演出する憎い仕様です。この金額で採用するとは…恐ろしいです。
カカトのコンパクトさもなかなかです。結構食いつきます。
あ、余談ですが、カカトが合ってるかよく分からないって人は試着のときに、ヒモを全開に緩めて普通に歩いてください。最近は、それでカカトがくっ付いてくるような感覚が無かったらカカトが合ってないって判断してます。もちろん、新品はソールが固いのでビタっとはなりませんが、一つの判断材料で覚えてたらいいことあるかもしれません。ただし、これは自己流なので、くれぐれも自己責任でお願いします。
ウエストラインも綺麗です。真面目です。
ソールはヒドゥンチャネル
本底は革底で、ツートンカラーの半カラス。そして、この価格でヒドゥンチャネル…。手間かかってます。加えてヒール部分にも縁焼加工されており、トップリフトはコーナーラバーです。価格破壊もいいとこです。
ただし、 伏せてようが伏せてあるまいが私はそこまで気にしません。なぜかって?私は断然ハーフラバー派なのです。恐らくこの記事を書いているときには、ハーフラバー+スチールを付けているでしょう。なので、この写真は記念写真です。
インソール。
若干のシワが気になる押し印。そして、イギリス靴のような小窓。履いたらどうせ見えなくなる箇所で、刻印でもいいのではないかと思う方もいるかもしれませんが、この細かな所がちょっとした所有欲を満たすのです。
ただし、ここで気になる点が。御覧の通り、ハーフソック(足裏全体が一枚革ではなく、半分のみ)なんですが、つま先側の素材。低価格帯でありがちなペラッペラの紙を中底に使っているわけではなく、ちゃんと革を使用していますが、モゾモゾした感覚があり、ここは価格相応だなと感じます。
素材とか細かいところ
アッパーは、アノネイ社のボカルーを使用。ランクの問題かと思いますが、よく見たらトラや血筋などがありますが、価格相応と言われれば全く問題ありません。むしろ、この価格で大丈夫か心配です。革としては固めで柔軟さはあまり無いですが、よく言えば耐久性があり、実用性がありそうです。よく歩くサラリーマンにはピッタリかもしれません。
ピンギングはちょっと攻め気味というか、もう少しおとなしめだと嬉しい。ここは好みの問題ですが、トップラインのピンキングが履くときだけですが、ちょっと気になります。
コバの目付けも綺麗で丁寧です。ここが雑だと全体的に安っぽく見えたりする意外と重要なとこ。ステッチはシングルステッチ。ふむふむ。
シューツリー
キングヤードのツインチューブ、サイズは「42」を使ってます。
靴本体のサイズは「8ハーフ」です。
詳細データ
ブランド | RAYMAR レイマー |
品番型式 | アデレードセミブローグ RNVO4? |
木型(ラスト) | 5722 |
色 | ブラック |
ウィズ | 不明 |
製法 | ハンドソーンウェルテッド製法 九分仕立て |
甲革 | 牛革(Annonay社製 Vocalou) |
靴底 | レザーソール |
生産国 | 中国 |
サイズ | 8ハーフ |
総評
所謂「高級価格帯」と呼ばれる靴と比較すると、ステッチだったり全体的な雰囲気など、価格相応なところも正直ありますが、この作り込みでこの価格。どこでコストカットしているの?ってレベルです。数年後の話になると思いますが、オールソールするときにプロの修理屋さんに見てもらい、いい意味で粗探しして欲しいぐらいです。
何より、到着した箱を開けたとき、丁寧綺麗に梱包されているのはもちろん、大石さんの手書きのメッセージが入っていたり、やっつけでは無く綺麗に磨かれていたり(どのブランドとは言いませんが、クリームたっぷり塗っとけばいんでしょ?って思うのもある)、大石さんの「靴を大切にしてほしい」という気持ちがすぐに伝わってきました。
早い、美味い、安い、じゃないですけど、この価格帯ではダントツだと思います。製造国とかブランドは気にしないけど、ちょっといい靴履いてみたいなって人には是非オススメです。
唯一の難点としては、在庫切れが多くてなかなか買えないことぐらいではないでしょうか。そんなときは大石さんのブログを読んでください。入荷情報はもちろん、様々な情報も発信していますし、シンプルに読んでて面白いですよ。そして、読み続けて、買って、手元に着弾し、足を入れた瞬間、靴沼への一歩が始まってるかもしれません。ずぶずぶ。(大歓迎)
プレメンテ、フィッティングについてはまた後日。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
コメント